管理費・共益費

管理費と共益費は賃貸住宅なら同じもの

賃貸物件へ住む際に必要となる管理費と共益費は、分譲マンションとは異なりどちらか一方の名称で設定されることが一般的です。管理会社が積極的な管理を行っている場合には管理費として徴収され、自主管理や管理会社の巡回が滅多に行われない場合には共益費という名目がつけられています。しかし、基本的に管理費と共益費は同じものであって、家賃以外に支払う大家の収益にはならない費用です。例えば、廊下や階段といった場所にある照明や給水設備の電気代といった賃貸物件全体で入居者が恩恵を受ける場所で使われます。また、インターネット導入済み物件ならば、管理費や共益費の中からまとめて一括した利用料金がインターネット接続業者へ支払われることで安く使えていると考えて良いでしょう。

管理費と共益費の有無は何で決まるのか

賃貸住宅を探している時に不動産会社で見かける資料には、管理費や共益費を徴収していない物件があります。家賃を含めた支払総額が同じであっても、なぜ管理費と共益費を無料としている部屋があるのか不思議に思う人もいるはずです。実は管理費や共益費は家賃に含める形で徴収されているだけであって、敢えて分離して集める意味は敷金や礼金計算時に家賃とは別にしておくことで初期費用と家賃を安く見せられるというメリットがあるからです。このため、管理費と共益費については大家へ頼んで別表記としてもらうことが可能な賃貸住宅もあり、同じ部屋の入居者募集であっても不動産会社により表記を変えていることも少なくありません。なぜなら、不動産会社が受け取れる仲介手数料は家賃が基準となるので、管理費や共益費を家賃に含めてあった方が別表記よりも受け取れる仲介手数料が多くなるからです。